SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
その運動方法にはその運動方法の器があります。
「お前、器ちっちぇなー」
「あの人は社長になる器ではないよね。」
みたいな使い方で、「器」という表現をたまにつかうことがあるかと思います。(多分...)
現在、世の中には様々な運動方法があります。
ヨガ、ピラティス、エアロビクス、ランニング、加圧トレーニング、初動負荷トレーニング、TRX、ViPR.....etc
そして、もちろんウエイトトレーニング。
それらの専門家が、それぞれ自分が専門にしている運動方法を身体に良いよと優れているよとアピールします。
それはもちろん、自分自身がこの運動は良い!と思ってやっているわけで、それをお客さんにも伝えたいという思いからきているのでしょうから当たり前の事です。(まさか金になるから!と思ってやっている人はいないはず...)
もちろん、僕自身も自分で実践し、本当にウエイトトレーニングが良いものだと思っているので、日々お客さんに伝えています。
ですがウエイトトレーニングを含め、どの運動方法も万能薬ではありません。
この運動さえ行っていれば、色んな目的に対して必ず達成できる!というものではありません。
何かの目的に対してウエイトトレーニングだけでは足りない何かが、他の運動方法が補填してくれる可能性はあります。
逆にその運動では足りない要素をウエイトトレーニングが賄う場合も大いにあります。
それぞれの運動方法に対して、それぞれ器があります。
その運動方法はその目的を達成する器ではないよ...と感じる事が多いです。
この運動方法ではおおよそこういう理由でこういう効果が得られます。ということを専門家であればしっかり指導対象者に説明する義務があるはずです。
そうではなく、実際に得られるであろうものよりも大げさに言ったり、そもそもその運動の効果をよく理解していなかったり、間違って捉えてたりするとお客さんに対して嘘をついているのと同じです。
しかし、このご時世何に対しても選ぶ側がしっかりとした目をもつことが大事だと感じざるを得ません。
提供する側としては、しっかりその運動でできる範囲(器)を理解して伝えないといけないなぁと感じた夏の日でした...
梅雨明けまだかぁぁぁー