SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
確実に伸ばせるトレーニングを。
ここ最近、スポーツがさらに熱い!
男子モーグルでは堀島選手が日本人として初Vをかざり、WBCではまだ二次予選ですが日本がオランダとの死闘を制し、あのカズさんはゴールを決め、最年長ゴール記録をさらに更新と...
素晴らしいことばかりです。
興奮しっぱなしで、この職業をやっていく上でますます身が引き締まります。
色んな事を犠牲にしながら、その一瞬の輝きの為にアスリートは日々努力を重ねています。
その努力がムダなものにならないように、トレーニングも少しでも直接的でなければなりません。
トレーニングをしたからと言って、必ずしも結果を約束できるわけではありませんが、必ず伸ばせるフィジカル的な要素はあります。
写真は今日実施した、お客さんの1RM測定結果です。
1RM測定とは
前回測定したときよりもBSQ(バックスクワット)が10kg向上しました。
単純にそれだけ筋力が向上したという事です。
そして、それだけではなく、この方の場合ジャンプ動作にもその筋力が反映され、少し前とは明らかに臀部の使い方に変化がありました。
筋力がなければジャンプすらまともに行えません。
ジャンプのような早い動作がまともに出来ていないという事は、それ以外の走ったりするような速い動作においても十分な筋力発揮が出来ていない可能性が考えられます。
例外として、個人の筋肉の質の違いから、身体が細く、大した重量を扱うようなトレーニングを行っておらず、筋力もないのにジャンプ力がやたら高い人もたまにいます。
ですが、一般的ではありませんし、その生まれ持ったバネだけで補強せずにスポーツを続けている選手はケガが多かったりします。
重要なのは、そのトレーニングは何の為に行い、どこに焦点を合わせているかです。
1RM測定をするならば、次回の測定までに今回の結果を上回るようなプログラムを組み立て、指導していかなければなりません。
それは僕自身が1RM測定というものを教わる時にしっかり叩き込まれました。
たまに何の為に測定を行っているのかわからないケースをみかけます。
何の為に行っているかわからない1RM測定や何に繋がるかわからないトレーニングは選手にとっては単なる疲労や時間のムダでしかありません。
先程も言ったように、トレーニングをすることで結果は約束できませんが、アスリートに対して確実に伸ばせる部分はしっかり伝えていかなければなりませんし、確実に伸ばせるようにプログラムを提供し、指導していく必要があります。
しかし、1RM測定は測定しているこっちも興奮します。
今回もケガなどなく、無事行えました。
今回測定した、この方もシーズン間近ですが良い準備ができています。