SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
なぜ自主トレをするのか?
先日、お客さんに
「吉岡さんは競技やっているわけでもないのに、なぜトレーニングしているんですか?」
と聞かれました。
というわけで、今回は僕自身がトレーニングする理由を簡単にまとめてみました。
大きくわけて3つ理由があります。
①仕事だから
もちろん僕自信アスリートではなく、スポーツもたまにサッカーやフットサル等を趣味程度にやるだけです。
ですが自分自信である程度の重量をつかってトレーニングしない限りはトレーニングを教える事はできません。
自分で必死にトレーニングをやるからこそその経験が指導にも生きてきます。
もちろん、全てを自分の経験則で教える事はできませんし、それは危険ですが確実に経験は指導に必要な1つの要素だと思っています。
自分がつくったプログラムによって、クライアントにどの程度の疲労感や苦痛を与えるのかも含め、自分自身でやった事がない限りわかるはずありませんし、また適切な重量設定などを教える事もできません。
最近では、リオオリンピックで活躍したシンクロ日本代表の井村ヘッドコーチの選手自信が思い込んでいる限界を超えさせる指導が話題になっていますが、それはまさに自分自身でもやってきたことと多くの選手をみてきた経験だと思います。
もし選手達が本当に限界地点での重量を扱っているにも関わらず、それを見抜けないでさらに重量をあげさせたらケガをして終わりです。
自主トレをしていればその辺のことはわかってきますし、自主トレは多くの事を教えてくれます。
また、トレーニングを教える側が例え知識が豊富で有名アスリートなどを教えていたとしても体がヒョロヒョロで弱ければトレーニングを教えるにあたって説得力がありません。
僕が今指導している高校サッカー部の部員でもたまに腕相撲を申し込んだりしてきます。謎ですが...
ですがこういうのが高校生とかを教える上で信頼感や説得力を勝ち取る上では重要です。
この腕相撲に僕が負けてしまうようなことがあれば、おそらく彼らは言う事を聞かなくなります。
選手自身が扱っている重量より確実に上である事や、強い事を目の当たりにさせることはこの世代の選手達にとっては効果は大きいです。
指導する上で、セミナーに参加したり、科学的文献を読んだりという知識的なアップデートは大前提ですが、経験というところに関してはこの自主トレも確実に大きく働いてくれます。
②健康にいいから
2つ目の理由は、これです。
これからも50年ほど人間活動をしていかなければならないなかで、この管理されたウエイトトレーニングがしっかりやることが健康的にすごしていくなかで最も基礎の部分にあることがわかっているからです。
目的は違えど、ウエイトトレーニングはアスリートの為のものだけではなく、一般の方に対しても健康という分野において大きな効果を発揮します。
③負けたくないから
最後の理由は単純です。
この仕事をやっていると、僕の周りのS&Cコーチやアスリートはみんな強いです。
そんな同業者に負けたくないという単純な理由もあります。
大きくわけるとこの3つが僕が自主トレをする理由です。
その中でもやはり一番重要なのは①です。
自分がトレーニングをする事で得られたものを反映しながら指導することも重要です。
巷には自主トレをやらない指導者がいるようですが、ちょっと信じ難いです。
ちなみに今回使った写真のようなトレーニングはしません。
インパクト採用ということで...