SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
トレーニングにも順序ってもんがあります。
トレーニングをする際、何かとよく目にするこの姿勢。
デッドリフトなどを実施するときのスタートポジションです。
一見簡単そうに見えますが、エクササイズを行う前のこのようなスタートポジションも最初は作れない人がほとんどです。
この姿勢をつくるのにはある部分の筋力と柔軟性が必要になってきます。
つまり、その部分の筋力と柔軟性がない人たちがほとんどです。
必要なところに筋力や柔軟性がないとだいたいこうなります。
決して
「体幹」が弱いから
ではありません。
このジムに来て下さっている方々も、最初はこの姿勢がつくれません。
が、いつの間にかできるようになります。
なにをやっているか?
この姿勢を最初はできなくてもひたすら我慢して練習する。
そんなわけはありません。
この姿勢が必要なデッドリフトなどのエクササイズをやる前に、足りない部分の筋力と柔軟性を効率的に鍛えるエクササイズから始めます。
トレーニングを行うにあたって、順序があります。
そのエクササイズの強度や難易度を考慮して、その順序にそってエクササイズをしていくとスムーズにトレーニングをすすめていくことができます。
最初はよくわからずにとりあえず言われた通りにやっているだけでも、ある段階にきたときに「あれ?できるようになっている...」と気づきます。
しかし、エクササイズをやる順序を間違え、無理な練習や効率の悪いトレーニングをやっているとケガに繋がる可能性はどんどん増えていきます。
バックスクワットのようなバーベルを担ぐエクササイズをいきなりやっていませんか?
バーベルを担がなくてもつくれない正しい姿勢をバーベルを担いだ状態でつくれるわけがありません。
十分な筋力がないのに、ファンクショナルトレーニングブームにのっかって片足や片手でおこなうような難易度の高いエクササイズから始めようとしていませんか?
トレーニングの強度や難易度を把握せずに、順序を間違えてトレーニングをするから
トレーニングはケガをする
と言われてしまいます。
夏が終わり、これから冬にむけてフィットネスクラブに入会する方もいらっしゃると思いますが、そのまえに2~3ヶ月集中してこの湘南のジムにいらしてください。
その後のフィットネス生活がよりいっそう楽しく長続きできるようにトレーニングの土台を作る事ができます。
その土台を作った上で自信満々にお好きなフィットネスクラブに行って頂ければと思います!
健康になる為に、ムダな時間や労力を費やしたり、逆に不健康になっては元も子もないですからね!
トレーニングには順序がありますよ。
というお話でした。