SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE

機能的な身体への第一歩


フリーウェイトトレーニングはマシントレーニングとは違い、1つの種目でも複数の筋群を鍛えられるメリットがあるとこの前のブログでも書きました。
複数の筋群を鍛えられるとは言え、やはりそこにはメインとなる筋肉があり、1番狙いを定めるべき筋肉があります。
そして大まかに言えばやはり、
下半身種目
上半身種目
というふうに別けられます。

その下半身種目と上半身種目のある特徴について今回は書きます。

その特徴とは、
「難易度の違い」
です。

スクワット、デッドリフトなどが代表的な下半身種目としてあげられると思いますが、これら下半身種目のほうが圧倒的に難易度が上がります。
つまりフォームがやや複雑で難しいということです。
それに比べ、ベンチプレスやプル系種目などの上半身種目は難易度は低く、ある程度習得は簡単です。

この難易度の違いという特徴は何に関係しているかと言うと、
扱う重量
です。

難易度が高い(下半身種目)→扱う重量が軽くなる
難易度が低い(上半身種目)→扱う重量が高くなる

ということになります。
難しく、実施するにあたり気にするべきところがいくつもあると重い重量は扱えませんよね?
反対に簡単なものだと、単純に思いっきり力を発揮すればいいだけなので、ある程度重いものでもすぐに扱えます。
当たり前ですよね。

しかし、この関係性が成り立つのはあくまでもフォームの習得の段階、つまりトレーニングをはじめてまだ数ヶ月という段階での話です。

この段階が終わると、下半身種目のほうが上半身種目よりも高重量を扱えるようになっていきます。
なっていきます、というよりもそうなるようにトレーニングを進めていかなければいけません。

ご存知かもしれませんが、下半身に大きな力を出せる筋群が集中しています。(大臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋)
ですので、人間は本来上半身よりも下半身のほうが力を出せますし、二足歩行している以上、土台である下半身のほうが強くあるべきです。

人間がスポーツをやるにしろ、日常生活をおくるにしろ、機能的な身体を可能にするはじめの一歩は

下半身の筋力>上半身の筋力

という関係性を構築することなのかもしれません。

頑張ってトレーニングをしていても、種目が限定的だったり、上半身ばかり鍛えていたりしていてはむしろ身体に不調を来す可能性を高めているかもしれません。

全身をバランスよく鍛え、その上で
下半身の筋力>上半身の筋力
という関係性を構築することが、健康的なトレーニングをして、機能的な身体をつくるために必要な1つのラインだと思います。

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大坂なおみ選手、すごいなぁ〜
あのしゃがみながらのショットも確実に筋力ないと出来ないよなぁ〜




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