SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
こんな人にはトレーニングを教えたくない!
結構インパクトのある題名ですね。笑
今までも何度か書いてきたかもしれませんが、大事なことなので今一度書いておきます。
トレーニングしてる時に、人間の身体は強くなっているわけではありません。
トレーニング中は身体を"破壊"しているにすぎないのです。
スポーツももちろんそうです。
人間の身体とはえらいもので、破壊された筋肉を中心とした組織を修復します。
そしてその修復の過程で、毎回すこーしだけ今までよりも強固な組織を作っているのです。
そして、その修復時に欠かせないのが、プロテイン(タンパク質)を中心とした栄養(修復材料)です。
また、疲労回復を促す睡眠も然りです。
もちろん、トレーニングは根拠のあるもので原理原則にしたがって、質のよいトレーニングをしていかなければなりません。
しかしながら、トレーニングの効果を最大限に活かし健康を目指すのであれば、トレーニング中だけではなく、その前後のほうが重要と言ってもいいのかもしれません。
トレーニング前後(中も)の栄養摂取と睡眠がセットとなり、やっと身体は"健康"に向かい始めます。
トレーニングを単独でみればストレスに他なりません。
その時間も労力もかけたストレスを健康という名のサクセスに変換させるには、トレーニングを単独でとらえていてもダメなんです。
・食事を十分に摂っておらず、空腹でのトレーニング
・寝不足の状態でのトレーニング
・トレーニング後にも関わらず、その後の栄養摂取が不十分(プロテインだけ飲んでいれば良いと思っている)
・風邪気味でのトレーニング......etc
このようなことが起こるのは、トレーニング中に身体が強くなっていると勘違いし、トレーニング単独で物事を捉えていることが考えられます。
そうではなく、
「トレーニング」「栄養」「睡眠」
これらをセットで考えていきましょう。
トレーニングを始めてから、
良く風邪をひく、体調が優れない、疲れがとれない
ということになってしまっては、トレーニングがただのストレスの域に留まってしまっています。
人体のストレスに対しての適応は、ハンス・セリエ氏が提唱したGAS(汎適応症候群)という考え方が一般的になっています。
人体に適切なストレスを与え、その都度そのストレスから回復し適応していくことが大事です。
皆さんが、トレーニングを介して"健康"になる為のお手伝いは喜んでしますが、
"不健康"になる為のお手伝いはもちろんしたくありません。
せっかくやっているトレーニングをただのストレスで終わらせないで下さい。
根の部分をしっかり知ることで、トレーニングというものを最大限に活かしていただければと思います!
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もう春といっていいですかね。
この春は色々変化がありそうです。
その話はまた今度...