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SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
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回数できたほうがすごい?
トレーニング種目には主に2つの変数があります。
「重量」と「回数」です。(速さというものもありますが、この際置いておきます。)
この「重量」と「回数」を目的に沿って調整し体力(筋力)レベルを上げていくのが基本であり、重要な事です。
しかし、「腕立て伏せ」と「腹筋」となると、なぜか急に回数ができたほうがすごい!的な文化がありませんか?
おそらく、この2つは自体重メインの種目として実施される事が多く、先程の2つの中の「重量」の部分が自体重のまま変化させられず、その結果「回数」の部分だけ増えていったからと考えられます。(完全に推測です。)
しかし、この2つの種目に関しても例外なく、「重量」と「回数」この2つの変数を用いて組み立てます。
たまにスポーツの実況で
「この選手は1日に腹筋1,000回やるんですよ! だから体幹が強いんですね!」
みたいなことが言われていますが、
ちょっと言っている意味がわかりません。
そういう風にやっている選手の努力をバカにするつもりは毛頭ありませんし、腹筋1,000回やることで精神的になんらかのメリットを得ていることも考えられます。
しかし、それにしてももう少し効率的なやり方したほうがいいんじゃないかぁと思いますし、その腹筋1,000回やっている時間を他の事にまわせばもっとより良いメリットがあるかと思います。
むしろ、そんな多くの回数をこなせるようになった時点で、「あれ?強度上げたほうがいいんじゃないか?」と気づくべきですし、考えるべきです。
そのまま回数だけを増やしていくのはどうなんでしょう。
基本的に何百回、何千回と同じ種目を一度に(例え数回に分けたとしても)やることに何か裏づけがありわけではありません。
スクワットやデッドリフトをそんな回数やりませんよね?
それにはちゃんとした理由があります。
そして、そのちゃんとした理由は「腕立て伏せ」にも「腹筋」にもちゃんと当てはまります。
なぜこの重量?
なぜこの回数?
をしっかり理解した上で、トレーニングできるといいですね。
トレーニングにおいて
回数出来たほうがすごい的な文化はありません。
もしかしたら筋肉番付などごく小さな世界ではあるのかも...
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(SHONAN TRAINING DEPT.) 2017年10月25日 11:07
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