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指導するトレーニング頻度が変わればトレーニングプログラムも変わる
先日、あのエディJAPANのS&Cコーチを努めた経歴もあるトップS&Cコーチ主催のセミナーに参加してきました。
内容はラグビーよりの内容でしたが、現在指導している高校のアメフト部にも何か落とし込めるものがあるかと思い参加したのですが、やはり多くの事を新たに学べました。
多くの事を学べた一方で、セミナーで得た知識をそのまま単純に自分の現場に活かす事はできないということも改めて感じました。
その1つとして、S&Cコーチの雇用形態の違いがあります。
フルタイムでの雇用かパートタイムでの雇用かの違いです。
今回セミナーで紹介していた事例やプログラムデザインなどはフルタイムで活動している場合のものでした。
つまり、そのチームがトレーニングをするときなどほとんどチームにいることができ、常に指導できる環境にいるという事です。
そういう状況であれば、少々むずかしいテクニックが必要なトレーニング種目も取り入れることができるし、そこを中心に組み立てる事も可能です。
しかしながら、所属チームに対してパートタイムでの雇用の場合はそういうわけにはいきません。
現在、僕は高校のバスケ部とアメフト部の2つのチームを指導していますが、お店の経営もしながらですので、いずれもフルタイムでの活動ではなく、パートタイム(だいたい週に1回)での活動です。
そうなると、
そのチームがトレーニングするときは毎回指導する。
ということは不可能で、S&Cコーチ不在の中、選手たちだけでトレーニングする日が出てきます。(もちろん実施するべきプログラムは渡しています。)
指導回数や頻度が減れば、その分難しいテクニックが必要なトレーニング種目をプログラムにいれることは効率的ではない場合があります。
いくらそのトレーニング種目を実施する事で、得るものが大きかったとしても習得するのに時間がかかりすぎたり、指導できない時に選手だけでやらせてケガをさせてしまったりすると本末転倒です。
そういう事も常に推測し、プログラムをデザインすることが必要になってきます。
なので、セミナーで得た知識や事例をそのまま雇用形態や環境が違う自分の所属チームに当てはめる事は危険なわけです。
そういう事を改めて感じたわけですが、落とし込める事はしっかり落とし込んでいこうと思います。
トレーニング頻度によるプログラムの変化は、もちろんアスリートやチーム指導のときだけではなく一般の方の場合にも当てはまります。
月に4回トレーニングできる方
月に6回トレーニングできる方
月に8回トレーニングできる方
はそれぞれプログラムは変わってきます。
もちろんトレーニング頻度が多いほうが多くの事ができますし、身体が変わっていくのも速いですが、一般の方にとってトレーニングはライフワークであるべきだと思っているので、頻度が限られていたとしても長く続けていってほしいと思っています。
では、また。
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(SHONAN TRAINING DEPT.) 2017年9月20日 11:22
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