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HOME > SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE > トレーニング思考回路 > パーソナルトレーニングは習い事?それとも.....その①
SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
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パーソナルトレーニングは習い事?それとも.....その①
完全にプライベートな話で恐縮なのですが、
先日、お陰様で息子が3歳になりました!パチパチパチ!!笑
子どもが3歳くらいになると「習い事どうしようか?」と徐々に考え始めるご家庭も多いのではないでしょうか?
私の家もそんな感じなのですが、そこでふと思ったのが自分の仕事でもある
パーソナルトレーニングって習い事の一つなんだろうか?
ってところです。
対象が子どもか大人かは一旦隅に置いたとして、習い事と言われるものっていっぱいありますよね。
・水泳
・習字
・体操
・そろばん
・ピアノ
・英会話
・バレエ
・サッカー
・公文
・柔道
などなど....
さてさて、ではパーソナルトレーニングって習い事の中に入りますか?
パーソナルトレーニングってあまり子どもがうけるイメージはないかと思うので、大人がうける習い事っぽいものを他にもあげてみましょう。
・英会話
・パソコン
・料理
などでしょうか?
これらはわかりやすく習い事のイメージがあるかと思いますが、その中にパーソナルトレーニングも入るのかな?とふと思ったわけです。
ちなみに先に言っておくと、私自身は自分の仕事(パーソナルトレーニング)を習い事だと捉えています。
まず、そもそも「習い事」ってなんなんでしょうか?
Googleで調べてみると...
"芸事・技術などを師匠について習得すること。けいこ事。"
と出てきます。
さらに、「習う」も調べてみましょう。
"繰り返しやってみて(知識・技術を)覚え、身につけようとする。また単に、おそわる。教えを受ける。"
と出てきます。
つまりは、「教える・習う」の関係性で、その知識や技術を身に付け自分のものにするというものが習い事であると捉えてよさそうです。
・水泳教室に通って泳げるようになる
・英会話教室に通って英語が話せるようになる
・サッカー教室に通ってサッカーができるようになる
・料理教室に通って料理ができるようになる
っていうものが習い事であり、
どの程度できるようになるか?はどの程度求めるのか?や個人差などがあるのかと思いますが、
ある程度そのスキルを習得することが習い事に通う価値ってことになりそうです。
さて、ここでもう一度聞きたいのですが、
パーソナルトレーニングって習い事でしょうか?
つまり皆さんのイメージで、パーソナルトレーニングは「教わりにいく」や「習得しにいく」という感覚があれば「習い事」ということになるのかなと思います。
あくまで私の感覚ですが、そういう方ばかりではないような気がしています。
私のように習い事だと捉えて教えているトレーナーもいれば、そう捉えていないトレーナーもいそうですし、
利用者サイドからみても、習い事のつもりで通っている人もいれば、そうは思っておらずに通っている人もいそうです。
そう思っていない、つまり習い事ではないパーソナルトレーニングってじゃあ何なの?と聞かれれば
「習う」という言葉に対して「模倣する」になるのではないかと思っています。
ちなみに、「模倣」を調べてみると、
"自分で工夫して作り出すのではなく、既にできているものをまねること。"
と出てきます。
「習い事」に対して「模倣事」とはあまり言わないと思うので、仮に「真似事」とでも言っておきましょう。
真似事としてのパーソナルトレーニング。
「真似事」と聞くとあまりいいイメージが湧かないかもしれませんが、私は習い事の序盤の段階のことだと捉えています。
スキルを自分のものにする際に、何でも最初は真似をするところから入ることが多いですよね。
守・破・離で言うなれば守の段階。
なので、「習い事」がいい「真似事」が悪いとかの話ではありません。
しかし、パーソナルトレーニングのように少し位置付けがあやふやなものに対しては少し注意が必要だと感じています。
例えば、上記したようなわかりやすい「習い事」には"そのスキルを習得したい"という明確な目的があります。
そこには、わかりやすく「教える」と「習う」もしくは「学ぶ」といった関係性があります。
一方で、美容室やエステ、マッサージなどの分野をイメージしてみて下さい。
そこには、"こうなりたい・こうしてほしい"という明確な目的がありますが、そこには「教える」や「習う」という関係性や概念はなく、そこにあるのは提供されるサービスがあるだけです。
そして、手元に残るのは「結果」のみです。
パーソナルトレーニングはこれらの間にあると考えています。
流石に、自分で動かなければいけないので美容室やエステなどのように要望を伝えるだけにとどまることにはなり得ませんが、
「習い事」のように「教える」と「習う・学ぶ」の関係性のもとに成り立っているところもあれば、
「真似事」のようにサービスの「提供」がある。つまり「教える」のではなく「指示する」と「模倣する」の関係性のところもあるはずです。
「指示する」と「模倣する」の関係性とは、
具体例を出してみると...
トレーナー:こういう風にやってください。
利用者:はい
トレーナー:次は〇〇kgで10回やってください。
利用者:はい
トレーナー:次は+5kgにしてやってください。
利用者:はい
といったような感じです。
教えるというニュアンスではなく、指示を出し、その通りにやってもらうという感じですね。
そこには利用者側の「考える」という意識はありません。
とにかくやってみる、模倣してみる、真似してみる。
先ほども言ったように最初は模倣することが大事なので、まずは指示通りにやってみるのでいいかと思います。
私もパーソナルトレーニングを習い事として捉えているとは言いましたが、最初は真似事です。
言い方が悪いかもしれませんが最初は「指示する」そして「提供する」ことを心がけています。
それは、最初の方は利用者側の余計な困惑や負担を排除したいからです。
「考える」ことはタイミング次第で余計なことにもなり得ます。
しかしそこから徐々に段階を踏み、「指示する」が「教える」に変わり、利用者側も「模倣する」という意識に主体性が加わった「習う・学ぶ」という意識に切り替わります。
そうして「なぜ?」とか「こうしてみよう」という利用者側の考える意識ができ始めます。
利用者側の「考える」のタイミングをこちらでリードしてあげられると、余計な困惑を減らせると考えています。
先ほど少し注意が必要だと言ったのは、トレーナー側と利用者側にすれ違いがあるとお互い不幸になる可能性があると感じるからです。
すれ違いとは、
パーソナルトレーニングを「習い事」として捉えているか捉えていないか、です。
パーソナルトレーニングを利用する方には、
「習い事」としてのパーソナルトレーニングを求めている人と、
「真似事」としてのパーソナルトレーニングを求めている人と、
両方いらっしゃいます。
「真似事」としてのパーソナルトレーニングを求めている人ってどういうこと?
と思うかもしれませんが、つまり....
ずっと指示されたい人
ということです。
言い換えれば、
・とにかく自分の要望通りにしてくれさえすればいい人。(10kg痩せたい、くびれたい、デカくなりたい)
・理由とか理解とかいらない人(なぜ、このエクササイズがいいのか、なぜこういう食事がいいのか)
・自分の頭で考えたくない人(考えるのがめんどくさい、他のことに頭使いたい)
です。
つまり過程や方法ではなく、結果だけに興味がある人。
そして、手元に残るのは結果だけでいい人。(痩せた身体、筋肉がついた身体、見た目が良くなった身体)
自分で動いてはいますが、言ってしまえば美容室やエステに行くのと同じ感覚の人。
このように書くとダメな例のように思えるかもしれませんが、決してそうではありません。
パーソナルトレーニングを受ける目的は人それぞれです。
なので、先ほども言いましたがやはり良い・悪いではないのです。
ただ、ここのすれ違いが起こること自体は悪いことだと考えます。
「真似事」を求めている人に「習い事」としてのパーソナルトレーニングをしてしまうこと。
その逆もまた然り。
トレーナー側は自分のパーソナルトレーニングがどちらなのか、またはどちらでも対応できるのかしっかり示しておくこと、
利用者側は自分がどちらを求めているのか伝えること。
それができれば不本意なすれ違いは避けることができ、お互いにとって有意義で生産性のある時間になるはずです。
結果にだけ興味がある人は「指示する」パーソナルトレーニングを。
結果だけではなく、過程にも興味がある人は「教える」パーソナルトレーニングを。
ただ、利用者側は本当のところ自分がどちらのパーソナルトレーニングを求めているのかがわかっていない場合があります。
今回は長くなってしまったので、次回
「習い事」としての「真似事」としての、それぞれのパーソナルトレーニングのメリット・デメリットについて書こうと思います。
それが整理できていれば、本当に自分が求めているパーソナルトレーニングのスタイルがわかるはずです。
あまり、ブログの内容を分けて書くのは好きではない(今回が初めてかも)のですが、長いと誰も読まなそうなので....。笑
先日、お陰様で息子が3歳になりました!パチパチパチ!!笑
子どもが3歳くらいになると「習い事どうしようか?」と徐々に考え始めるご家庭も多いのではないでしょうか?
私の家もそんな感じなのですが、そこでふと思ったのが自分の仕事でもある
パーソナルトレーニングって習い事の一つなんだろうか?
ってところです。
対象が子どもか大人かは一旦隅に置いたとして、習い事と言われるものっていっぱいありますよね。
・水泳
・習字
・体操
・そろばん
・ピアノ
・英会話
・バレエ
・サッカー
・公文
・柔道
などなど....
さてさて、ではパーソナルトレーニングって習い事の中に入りますか?
パーソナルトレーニングってあまり子どもがうけるイメージはないかと思うので、大人がうける習い事っぽいものを他にもあげてみましょう。
・英会話
・パソコン
・料理
などでしょうか?
これらはわかりやすく習い事のイメージがあるかと思いますが、その中にパーソナルトレーニングも入るのかな?とふと思ったわけです。
ちなみに先に言っておくと、私自身は自分の仕事(パーソナルトレーニング)を習い事だと捉えています。
まず、そもそも「習い事」ってなんなんでしょうか?
Googleで調べてみると...
"芸事・技術などを師匠について習得すること。けいこ事。"
と出てきます。
さらに、「習う」も調べてみましょう。
"繰り返しやってみて(知識・技術を)覚え、身につけようとする。また単に、おそわる。教えを受ける。"
と出てきます。
つまりは、「教える・習う」の関係性で、その知識や技術を身に付け自分のものにするというものが習い事であると捉えてよさそうです。
・水泳教室に通って泳げるようになる
・英会話教室に通って英語が話せるようになる
・サッカー教室に通ってサッカーができるようになる
・料理教室に通って料理ができるようになる
っていうものが習い事であり、
どの程度できるようになるか?はどの程度求めるのか?や個人差などがあるのかと思いますが、
ある程度そのスキルを習得することが習い事に通う価値ってことになりそうです。
さて、ここでもう一度聞きたいのですが、
パーソナルトレーニングって習い事でしょうか?
つまり皆さんのイメージで、パーソナルトレーニングは「教わりにいく」や「習得しにいく」という感覚があれば「習い事」ということになるのかなと思います。
あくまで私の感覚ですが、そういう方ばかりではないような気がしています。
私のように習い事だと捉えて教えているトレーナーもいれば、そう捉えていないトレーナーもいそうですし、
利用者サイドからみても、習い事のつもりで通っている人もいれば、そうは思っておらずに通っている人もいそうです。
そう思っていない、つまり習い事ではないパーソナルトレーニングってじゃあ何なの?と聞かれれば
「習う」という言葉に対して「模倣する」になるのではないかと思っています。
ちなみに、「模倣」を調べてみると、
"自分で工夫して作り出すのではなく、既にできているものをまねること。"
と出てきます。
「習い事」に対して「模倣事」とはあまり言わないと思うので、仮に「真似事」とでも言っておきましょう。
真似事としてのパーソナルトレーニング。
「真似事」と聞くとあまりいいイメージが湧かないかもしれませんが、私は習い事の序盤の段階のことだと捉えています。
スキルを自分のものにする際に、何でも最初は真似をするところから入ることが多いですよね。
守・破・離で言うなれば守の段階。
なので、「習い事」がいい「真似事」が悪いとかの話ではありません。
しかし、パーソナルトレーニングのように少し位置付けがあやふやなものに対しては少し注意が必要だと感じています。
例えば、上記したようなわかりやすい「習い事」には"そのスキルを習得したい"という明確な目的があります。
そこには、わかりやすく「教える」と「習う」もしくは「学ぶ」といった関係性があります。
一方で、美容室やエステ、マッサージなどの分野をイメージしてみて下さい。
そこには、"こうなりたい・こうしてほしい"という明確な目的がありますが、そこには「教える」や「習う」という関係性や概念はなく、そこにあるのは提供されるサービスがあるだけです。
そして、手元に残るのは「結果」のみです。
パーソナルトレーニングはこれらの間にあると考えています。
流石に、自分で動かなければいけないので美容室やエステなどのように要望を伝えるだけにとどまることにはなり得ませんが、
「習い事」のように「教える」と「習う・学ぶ」の関係性のもとに成り立っているところもあれば、
「真似事」のようにサービスの「提供」がある。つまり「教える」のではなく「指示する」と「模倣する」の関係性のところもあるはずです。
「指示する」と「模倣する」の関係性とは、
具体例を出してみると...
トレーナー:こういう風にやってください。
利用者:はい
トレーナー:次は〇〇kgで10回やってください。
利用者:はい
トレーナー:次は+5kgにしてやってください。
利用者:はい
といったような感じです。
教えるというニュアンスではなく、指示を出し、その通りにやってもらうという感じですね。
そこには利用者側の「考える」という意識はありません。
とにかくやってみる、模倣してみる、真似してみる。
先ほども言ったように最初は模倣することが大事なので、まずは指示通りにやってみるのでいいかと思います。
私もパーソナルトレーニングを習い事として捉えているとは言いましたが、最初は真似事です。
言い方が悪いかもしれませんが最初は「指示する」そして「提供する」ことを心がけています。
それは、最初の方は利用者側の余計な困惑や負担を排除したいからです。
「考える」ことはタイミング次第で余計なことにもなり得ます。
しかしそこから徐々に段階を踏み、「指示する」が「教える」に変わり、利用者側も「模倣する」という意識に主体性が加わった「習う・学ぶ」という意識に切り替わります。
そうして「なぜ?」とか「こうしてみよう」という利用者側の考える意識ができ始めます。
利用者側の「考える」のタイミングをこちらでリードしてあげられると、余計な困惑を減らせると考えています。
先ほど少し注意が必要だと言ったのは、トレーナー側と利用者側にすれ違いがあるとお互い不幸になる可能性があると感じるからです。
すれ違いとは、
パーソナルトレーニングを「習い事」として捉えているか捉えていないか、です。
パーソナルトレーニングを利用する方には、
「習い事」としてのパーソナルトレーニングを求めている人と、
「真似事」としてのパーソナルトレーニングを求めている人と、
両方いらっしゃいます。
「真似事」としてのパーソナルトレーニングを求めている人ってどういうこと?
と思うかもしれませんが、つまり....
ずっと指示されたい人
ということです。
言い換えれば、
・とにかく自分の要望通りにしてくれさえすればいい人。(10kg痩せたい、くびれたい、デカくなりたい)
・理由とか理解とかいらない人(なぜ、このエクササイズがいいのか、なぜこういう食事がいいのか)
・自分の頭で考えたくない人(考えるのがめんどくさい、他のことに頭使いたい)
です。
つまり過程や方法ではなく、結果だけに興味がある人。
そして、手元に残るのは結果だけでいい人。(痩せた身体、筋肉がついた身体、見た目が良くなった身体)
自分で動いてはいますが、言ってしまえば美容室やエステに行くのと同じ感覚の人。
このように書くとダメな例のように思えるかもしれませんが、決してそうではありません。
パーソナルトレーニングを受ける目的は人それぞれです。
なので、先ほども言いましたがやはり良い・悪いではないのです。
ただ、ここのすれ違いが起こること自体は悪いことだと考えます。
「真似事」を求めている人に「習い事」としてのパーソナルトレーニングをしてしまうこと。
その逆もまた然り。
トレーナー側は自分のパーソナルトレーニングがどちらなのか、またはどちらでも対応できるのかしっかり示しておくこと、
利用者側は自分がどちらを求めているのか伝えること。
それができれば不本意なすれ違いは避けることができ、お互いにとって有意義で生産性のある時間になるはずです。
結果にだけ興味がある人は「指示する」パーソナルトレーニングを。
結果だけではなく、過程にも興味がある人は「教える」パーソナルトレーニングを。
ただ、利用者側は本当のところ自分がどちらのパーソナルトレーニングを求めているのかがわかっていない場合があります。
今回は長くなってしまったので、次回
「習い事」としての「真似事」としての、それぞれのパーソナルトレーニングのメリット・デメリットについて書こうと思います。
それが整理できていれば、本当に自分が求めているパーソナルトレーニングのスタイルがわかるはずです。
あまり、ブログの内容を分けて書くのは好きではない(今回が初めてかも)のですが、長いと誰も読まなそうなので....。笑
カテゴリ:
(SHONAN TRAINING DEPT.) 2024年7月28日 13:14
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