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SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
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三ツ星のトレーニングをするために?
昨年末にやっていたグランメゾン東京というドラマ見てましたか?
キムタクはかっこいいし、料理は美味しそうだし、ストーリーもおもしろいしですっかり毎週の楽しみになっていました。
しかし、飲食業界は大変ですよね。
三ツ星だの、ミシュランだの、グランメゾンだの....
そのお店に来てくれているお客さんにさえ喜んでもらえれば良いという考え方もあれば、最も権威のあるミシュランに認めてもらいたいという考えもあって、それは人それぞれなんでしょうが、美味しい料理を作りたいという思いは一緒なんですよね。
個人的によく料理とトレーニングとを照らし合わせて考えたりするのですが、今回もグランメゾン東京を見ながらトレーニングをするときや教えるときもそうだよな〜なんて思いながら見ている部分もありました。
トレーニングを今から始めようと思っている方やトレーニング初心者の方にとって、わからない事は色々あるかと思います。
そんな時にトレーニングに関してわからない事をトレーニングの世界の中だけで説明しようとするよりも他業種を例えに出して説明したほうがピンとくることがあったりするので、たまに全然関係ないようなところからトレーニングに関する説明をしたりもします。
その中でも、料理や食べる事に関しては多くの人たちにとってトレーニング関係のことよりもずっと身近なもので色んな事がイメージしやすいはずだとお思い、よく例えに出しています。
これまでのブログでも何回かそういうことがあったような気がします。(たぶん、おそらく...)
例えば、料理人が美味しい料理をつくるとき、またはお客さんが美味しい料理を食べたいと思ったときは以下の条件が満たされている必要があるはずです。
①腕のいいシェフがいること
これは当たり前ですよね。
専門の知識をもち、かつ経験があるプロフェッショナルがいないと美味しい料理はできません。
グランメゾン東京でいえばキムタクや鈴木京香さんがいないと三ツ星はとれませんでしたよね。
②しっかりとしたレシピがあること
おいしい料理を作るにはシェフが試行錯誤しながら出来上がったレシピが必要不可欠です。
③良い食材があること
いくら良いシェフがいて、良いレシピがあっても食材が質の悪いものでは最高の一品は作れないですよね。
④キッチン・道具が充実している事
料理をスムーズに作る事を可能にするキッチンがなければシェフが最大限のパフォーマンスは発揮できないはずです。
グランメゾン東京でも、最初は小さいキッチンで試作をしていましたが、限界があって相澤さんのところのキッチンを借りる事になったんですよね。笑
最高のパフォーマンスを発揮するにはやっぱり環境は大事です。
以上、最低限この条件がそれっていなければおいしい料理をつくることは出来ないはずです。
シェフだけいても、道具や火力が限られていたり食材がイマイチなものではその環境でのベストはつくせても絶対的なベストなものは作れないでしょうし、
食材や環境がピカイチで、レシピもあったとしても、作る人が素人では話になりません。
この内のどれか一つでも欠けてはいけないんですよね。
(料理人ではないので、もしかしたらまだ他にもあるのかもしれませんが...)
では、美味しい料理を作る為の条件を次は自分にとって効果的なトレーニングをする為の条件に置き換えてみましょう。
そうすると、それぞれの条件は以下のように置き換える事ができます。
自分にとって効果的なトレーニングをする為には、このような条件が必要というわけです。
①ちゃんとしたトレーナー(指導者)がいること
腕のいいシェフがいないとまずおいしい料理は作れないのと同じで、腕のいいトレーニング指導者がいないと効果的なトレーニングをすることは難しいでしょう。
自己流でやったり、本やYouTubeで仕入れた情報を試すよりも結局最初に専門職の力を「直接」借りるのが一時的な出費があったとしても結局は時間的にも経済的にも効率的だと思います。
②目的に対して的確で根拠のあるプログラムがある事
シェフが今までの経験や勉強してきた知識をもとに試行錯誤して出来たレシピは最高の一品をつくりだすのと同様、トレーニングにおいてもトレーニング指導者がこれまで得てきた知識と経験によって作られたプログラムは効果的なトレーニングをする上で必要不可欠です。
そして意外と知られていないかもしれないのですが、トレーニング指導者が一番苦労するところはここなんです。
まともな指導者であれば、最適なプログラムを組む為に参考書や学術論文を読んだりセミナー等に参加する事で知識をつけ、それをもとに自分自身でも色々試しながら経験を重ねていきます。
トレーニング指導中にはサラッと「じゃあ、次は〇〇を〇〇回いきましょう。◇◇の所しっかり意識してみてくださいね。」ってな感じですすめていますが、そのプログラムこそが一番苦労するところであり、ずっと最適解を求めながら無数にあるパズルを当てはめていくようなものです。
シェフが何か料理を一品だすごとに、その料理を出す為に、そのレシピを作る為にどれだけ苦労したかなんて話さないのと同じようにトレーニング指導者だってもちろんそんなこと話しません。笑
しかし、最高の一品を食べた時にはどれだけの手間ひまや経験がその一品をつくりだしたのか想像できますよね?
トレーニングプログラムも同じなんです。
一般的なフィットネスクラブにいくと教えてもらうような、「あ、お腹と二の腕鍛えたいんですね。じゃあこのマシンとこのマシンをやってくださいね。」
というようなマニュアルとプログラムは一線を画します。
それは、「あ、ステーキ食べたいんですね?じゃあ牛肉焼いて下さい〜。」
というレベルと同じです。
(ちなみにこれが悪いとは言っていません。これでもステーキはできるのと同様、トレーニングはできます。しかし最高の一品ではないように効果的なトレーニングとは言えないでしょう。)
パーソナルトレーニングやトレーニング指導者にお願いするとそれなりに値段がいくのは、それを提供する為に手間ひまや労力がかかっているからです。
③一つ一つのエクササイズの特徴を把握し適材適所で扱う事が出来る事
先程、プログラムを作る事は無数にあるパズルをあてはめるようなものと表現しましたが、まさに色々あるエクササイズがこのパズルのことです。
料理も無数にある食材や調味料から良い組み合わせを選びますよね。
そしてその食材や調味料も上質なものである必要があります。
エクササイズもその目的に対して使えるもの、使えないものがあります。
目的に対して使えないエクササイズ(食材)ばかりを選んでいては、しっかりとしたプログラム(レシピ)は出来上がりません。
つまりエクササイズ(食材)の特徴を理解していなければ、効果的なトレーニング(美味しい料理)は出来ません。
④目的の為に必要なスペースや器材が揃っている事
シェフが最高のパフォーマンスを発揮するには、充実したキッチンや道具が必要であるのと同様、効果的なトレーニングをしたり、トレーニング指導者が良い仕事をするにはやはり環境が重要です。
必要な器材やスペースがなければ仕事になりません。
色んな器材がなくても限られた環境や自重でもトレーニングできる?
えぇ、その通りです。
しかし、環境が整っており制限がないほうがベストなのは言うまでもありません。
三ツ星レストランで提供されているフルコースを、いくら同じシェフが作ってとしても普通の家庭のキッチンと道具では全く同じ質のものは提供できないのと同じです。
以上、トレーニングに関する事を料理に例えて説明してみました。
こう見てみると、料理にも色々あるようにトレーニングにも色々あると言う事がおわかりいただけるのではないでしょうか?
美味しい料理を食べる条件と、自分にとって効果的なトレーニングをする条件は似ています。
そして、飲食店がフレンチ、イタリアン、和食...というふうに分かれているのと同じで、パーソナルジムやパーソナルトレーナーも、ここはこういうトレーニングを教えていますよ。と前もって知らせてくれているはずです。
飲食店に目的をもって(パスタを食べたい、定食を食べたい、ラーメンを食べたい)行くようにトレーニングジムもどういう事を教えてくれるのかを前もってリサーチし、自分の目的を整理してから行くのをお薦め致します。
トレーニングをひとくくりにして、とりあえずジム行こうという考えは、腹減ったから近場の飲食店にはいって注文を聞かれた時に「何でも良いから食わせてくれ。」って言っているのと同じです。
何出されても文句は言えませんよね。
それでいい人はいいんですが...笑
ちょっと長くなってしまいましたが、自分にとって効果的なトレーニングをしたい場合は、上記のような条件がどれだけ揃っているかを確認するのが良いのかと思います。
ただ、やっぱりどの業界にも例外は存在するもので、料金は三ツ星級でありながら質はとてもその価値に達していないという事はありますよね。
飲食業界とトレーニング業界の違いの一つとして、そのような店に入ってしまった時に飲食店であれば高いくせに不味かったりサービスが悪かったりすればもう二度と行かなければいいだけで、損失は最低限で済みます。
しかし、それがトレーニングジムだった場合は飲食店のように美味しい・不味いがハッキリわからないという事です。
それなりの経験者であれば何かおかしいことに気づく事はあっても、トレーニングが始めての方や初心者にとって、そのトレーニングの善し悪しはわからないですよね。
しかも、一度や二度受けたくらいでは尚更。
そこが、この業界の難しいところなんです...
個人の飲食店だと、当たり外れがあるから、いついっても安定した味であるチェーン店に行く人が多いのと同じで、パーソナルトレーニングジム、しかも個人でやっているような小規模のジムはよくわからないから大手のいくつも店舗展開をしているフィットネスクラブに行くというのが一般的な流れになっているのだと思います。
しかしながら、その流れで結局フィットネスクラブの退会率が減らないんですよね。
フィットネスクラブには行き続けていても、有酸素マシンやスタジオレッスンばかりで健康の為に欠かせないウェイトトレーニングをやっている人はその中でもさらに少なくなるはずです。
結局、多くの方がトレーニングの効果を見いだせていないことが考えられます。
つまりプロフェッショナルではなく、スタッフが提供するプログラムではなくマニュアルのトレーニングでは限界があるのかもしれません。
毎回毎回三ツ星レストランなんか行けるわけはありませんが、たまに贅沢して美味しい料理を食べるのと同じように、トレーニングに関しても定期的に専門職に見てもらう事が、効果的なトレーニングをする上で、かつトレーニングを長続きさせる上でも大事な事だと思います。
誤解されたくないのですが、フィットネスクラブに行くのがダメで、ちゃんとした専門職のいるパーソナルトレーニングジムのようなところにいけば良いと言っているわけではなく、両方の特徴を把握した上で使い分けられるほうが良いですよと言ってます。
専門的な知識や経験を有しているのは確実にパーソナルトレーニングジム(のはず..、そうであってほしい)ですが、安くて使い勝手が良いのは一般的なフィットネスクラブです。
トレーニング初心者であれば、最初はパーソナルトレーニングジムやパーソナルトレーナーにみてもらい、慣れてきたらフィットネスクラブに移ったり、自分主体でトレーニングを始めるというように、自分の状況に合わせて使い分けるのがオススメです。
そうすることで、自分にとって三ツ星級のトレーニングができるといいですね。
そして、トレーニング業界はミシュランも三ツ星もありませんが、トレーニングを教える側もクライアントに対して三ツ星級のサービスが提供できるように精進していかなくてはいけませんね。
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私の記憶の限りでは、グランメゾンと呼ばれるようなドレスコードのあるレストランは行った事がありません。
今年で33歳にもなるので、大人の階段をまた一つよじ上る思いで、グランメゾンデビューしたいなーなんて思っています。
まず、着るものからだな.....
キムタクはかっこいいし、料理は美味しそうだし、ストーリーもおもしろいしですっかり毎週の楽しみになっていました。
しかし、飲食業界は大変ですよね。
三ツ星だの、ミシュランだの、グランメゾンだの....
そのお店に来てくれているお客さんにさえ喜んでもらえれば良いという考え方もあれば、最も権威のあるミシュランに認めてもらいたいという考えもあって、それは人それぞれなんでしょうが、美味しい料理を作りたいという思いは一緒なんですよね。
個人的によく料理とトレーニングとを照らし合わせて考えたりするのですが、今回もグランメゾン東京を見ながらトレーニングをするときや教えるときもそうだよな〜なんて思いながら見ている部分もありました。
トレーニングを今から始めようと思っている方やトレーニング初心者の方にとって、わからない事は色々あるかと思います。
そんな時にトレーニングに関してわからない事をトレーニングの世界の中だけで説明しようとするよりも他業種を例えに出して説明したほうがピンとくることがあったりするので、たまに全然関係ないようなところからトレーニングに関する説明をしたりもします。
その中でも、料理や食べる事に関しては多くの人たちにとってトレーニング関係のことよりもずっと身近なもので色んな事がイメージしやすいはずだとお思い、よく例えに出しています。
これまでのブログでも何回かそういうことがあったような気がします。(たぶん、おそらく...)
例えば、料理人が美味しい料理をつくるとき、またはお客さんが美味しい料理を食べたいと思ったときは以下の条件が満たされている必要があるはずです。
①腕のいいシェフがいること
これは当たり前ですよね。
専門の知識をもち、かつ経験があるプロフェッショナルがいないと美味しい料理はできません。
グランメゾン東京でいえばキムタクや鈴木京香さんがいないと三ツ星はとれませんでしたよね。
②しっかりとしたレシピがあること
おいしい料理を作るにはシェフが試行錯誤しながら出来上がったレシピが必要不可欠です。
③良い食材があること
いくら良いシェフがいて、良いレシピがあっても食材が質の悪いものでは最高の一品は作れないですよね。
④キッチン・道具が充実している事
料理をスムーズに作る事を可能にするキッチンがなければシェフが最大限のパフォーマンスは発揮できないはずです。
グランメゾン東京でも、最初は小さいキッチンで試作をしていましたが、限界があって相澤さんのところのキッチンを借りる事になったんですよね。笑
最高のパフォーマンスを発揮するにはやっぱり環境は大事です。
以上、最低限この条件がそれっていなければおいしい料理をつくることは出来ないはずです。
シェフだけいても、道具や火力が限られていたり食材がイマイチなものではその環境でのベストはつくせても絶対的なベストなものは作れないでしょうし、
食材や環境がピカイチで、レシピもあったとしても、作る人が素人では話になりません。
この内のどれか一つでも欠けてはいけないんですよね。
(料理人ではないので、もしかしたらまだ他にもあるのかもしれませんが...)
では、美味しい料理を作る為の条件を次は自分にとって効果的なトレーニングをする為の条件に置き換えてみましょう。
そうすると、それぞれの条件は以下のように置き換える事ができます。
シェフ | → | トレーナー |
レシピ | → | プログラム |
食材 | → | エクササイズ種目 |
キッチン・道具 | → | ジム設備・トレーニング器機 |
①ちゃんとしたトレーナー(指導者)がいること
腕のいいシェフがいないとまずおいしい料理は作れないのと同じで、腕のいいトレーニング指導者がいないと効果的なトレーニングをすることは難しいでしょう。
自己流でやったり、本やYouTubeで仕入れた情報を試すよりも結局最初に専門職の力を「直接」借りるのが一時的な出費があったとしても結局は時間的にも経済的にも効率的だと思います。
②目的に対して的確で根拠のあるプログラムがある事
シェフが今までの経験や勉強してきた知識をもとに試行錯誤して出来たレシピは最高の一品をつくりだすのと同様、トレーニングにおいてもトレーニング指導者がこれまで得てきた知識と経験によって作られたプログラムは効果的なトレーニングをする上で必要不可欠です。
そして意外と知られていないかもしれないのですが、トレーニング指導者が一番苦労するところはここなんです。
まともな指導者であれば、最適なプログラムを組む為に参考書や学術論文を読んだりセミナー等に参加する事で知識をつけ、それをもとに自分自身でも色々試しながら経験を重ねていきます。
トレーニング指導中にはサラッと「じゃあ、次は〇〇を〇〇回いきましょう。◇◇の所しっかり意識してみてくださいね。」ってな感じですすめていますが、そのプログラムこそが一番苦労するところであり、ずっと最適解を求めながら無数にあるパズルを当てはめていくようなものです。
シェフが何か料理を一品だすごとに、その料理を出す為に、そのレシピを作る為にどれだけ苦労したかなんて話さないのと同じようにトレーニング指導者だってもちろんそんなこと話しません。笑
しかし、最高の一品を食べた時にはどれだけの手間ひまや経験がその一品をつくりだしたのか想像できますよね?
トレーニングプログラムも同じなんです。
一般的なフィットネスクラブにいくと教えてもらうような、「あ、お腹と二の腕鍛えたいんですね。じゃあこのマシンとこのマシンをやってくださいね。」
というようなマニュアルとプログラムは一線を画します。
それは、「あ、ステーキ食べたいんですね?じゃあ牛肉焼いて下さい〜。」
というレベルと同じです。
(ちなみにこれが悪いとは言っていません。これでもステーキはできるのと同様、トレーニングはできます。しかし最高の一品ではないように効果的なトレーニングとは言えないでしょう。)
パーソナルトレーニングやトレーニング指導者にお願いするとそれなりに値段がいくのは、それを提供する為に手間ひまや労力がかかっているからです。
③一つ一つのエクササイズの特徴を把握し適材適所で扱う事が出来る事
先程、プログラムを作る事は無数にあるパズルをあてはめるようなものと表現しましたが、まさに色々あるエクササイズがこのパズルのことです。
料理も無数にある食材や調味料から良い組み合わせを選びますよね。
そしてその食材や調味料も上質なものである必要があります。
エクササイズもその目的に対して使えるもの、使えないものがあります。
目的に対して使えないエクササイズ(食材)ばかりを選んでいては、しっかりとしたプログラム(レシピ)は出来上がりません。
つまりエクササイズ(食材)の特徴を理解していなければ、効果的なトレーニング(美味しい料理)は出来ません。
④目的の為に必要なスペースや器材が揃っている事
シェフが最高のパフォーマンスを発揮するには、充実したキッチンや道具が必要であるのと同様、効果的なトレーニングをしたり、トレーニング指導者が良い仕事をするにはやはり環境が重要です。
必要な器材やスペースがなければ仕事になりません。
色んな器材がなくても限られた環境や自重でもトレーニングできる?
えぇ、その通りです。
しかし、環境が整っており制限がないほうがベストなのは言うまでもありません。
三ツ星レストランで提供されているフルコースを、いくら同じシェフが作ってとしても普通の家庭のキッチンと道具では全く同じ質のものは提供できないのと同じです。
以上、トレーニングに関する事を料理に例えて説明してみました。
こう見てみると、料理にも色々あるようにトレーニングにも色々あると言う事がおわかりいただけるのではないでしょうか?
美味しい料理を食べる条件と、自分にとって効果的なトレーニングをする条件は似ています。
そして、飲食店がフレンチ、イタリアン、和食...というふうに分かれているのと同じで、パーソナルジムやパーソナルトレーナーも、ここはこういうトレーニングを教えていますよ。と前もって知らせてくれているはずです。
飲食店に目的をもって(パスタを食べたい、定食を食べたい、ラーメンを食べたい)行くようにトレーニングジムもどういう事を教えてくれるのかを前もってリサーチし、自分の目的を整理してから行くのをお薦め致します。
トレーニングをひとくくりにして、とりあえずジム行こうという考えは、腹減ったから近場の飲食店にはいって注文を聞かれた時に「何でも良いから食わせてくれ。」って言っているのと同じです。
何出されても文句は言えませんよね。
それでいい人はいいんですが...笑
ちょっと長くなってしまいましたが、自分にとって効果的なトレーニングをしたい場合は、上記のような条件がどれだけ揃っているかを確認するのが良いのかと思います。
ただ、やっぱりどの業界にも例外は存在するもので、料金は三ツ星級でありながら質はとてもその価値に達していないという事はありますよね。
飲食業界とトレーニング業界の違いの一つとして、そのような店に入ってしまった時に飲食店であれば高いくせに不味かったりサービスが悪かったりすればもう二度と行かなければいいだけで、損失は最低限で済みます。
しかし、それがトレーニングジムだった場合は飲食店のように美味しい・不味いがハッキリわからないという事です。
それなりの経験者であれば何かおかしいことに気づく事はあっても、トレーニングが始めての方や初心者にとって、そのトレーニングの善し悪しはわからないですよね。
しかも、一度や二度受けたくらいでは尚更。
そこが、この業界の難しいところなんです...
個人の飲食店だと、当たり外れがあるから、いついっても安定した味であるチェーン店に行く人が多いのと同じで、パーソナルトレーニングジム、しかも個人でやっているような小規模のジムはよくわからないから大手のいくつも店舗展開をしているフィットネスクラブに行くというのが一般的な流れになっているのだと思います。
しかしながら、その流れで結局フィットネスクラブの退会率が減らないんですよね。
フィットネスクラブには行き続けていても、有酸素マシンやスタジオレッスンばかりで健康の為に欠かせないウェイトトレーニングをやっている人はその中でもさらに少なくなるはずです。
結局、多くの方がトレーニングの効果を見いだせていないことが考えられます。
つまりプロフェッショナルではなく、スタッフが提供するプログラムではなくマニュアルのトレーニングでは限界があるのかもしれません。
毎回毎回三ツ星レストランなんか行けるわけはありませんが、たまに贅沢して美味しい料理を食べるのと同じように、トレーニングに関しても定期的に専門職に見てもらう事が、効果的なトレーニングをする上で、かつトレーニングを長続きさせる上でも大事な事だと思います。
誤解されたくないのですが、フィットネスクラブに行くのがダメで、ちゃんとした専門職のいるパーソナルトレーニングジムのようなところにいけば良いと言っているわけではなく、両方の特徴を把握した上で使い分けられるほうが良いですよと言ってます。
専門的な知識や経験を有しているのは確実にパーソナルトレーニングジム(のはず..、そうであってほしい)ですが、安くて使い勝手が良いのは一般的なフィットネスクラブです。
トレーニング初心者であれば、最初はパーソナルトレーニングジムやパーソナルトレーナーにみてもらい、慣れてきたらフィットネスクラブに移ったり、自分主体でトレーニングを始めるというように、自分の状況に合わせて使い分けるのがオススメです。
そうすることで、自分にとって三ツ星級のトレーニングができるといいですね。
そして、トレーニング業界はミシュランも三ツ星もありませんが、トレーニングを教える側もクライアントに対して三ツ星級のサービスが提供できるように精進していかなくてはいけませんね。
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私の記憶の限りでは、グランメゾンと呼ばれるようなドレスコードのあるレストランは行った事がありません。
今年で33歳にもなるので、大人の階段をまた一つよじ上る思いで、グランメゾンデビューしたいなーなんて思っています。
まず、着るものからだな.....
カテゴリ:
(SHONAN TRAINING DEPT.) 2020年1月13日 17:01
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