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ここが変だよ高校部活
高校生に対してトレーニング指導をしていると、おそらくプロや実業団などのある一定のレベルではあまり考えられないケースに遭遇します。
今回はその中の一つである、
「練習はするけどウェイトトレーニングはやらない問題」
について。
練習や試合中にどこかを痛めてしまった場合、その痛みが気になりウェイトトレーニングができないようなレベルのものであれば基本的に技術練習もやるべきではありません。
まずは必要に応じてリハビリをし、ウェイトトレーニングを再開し、その後で技術練習に復帰という流れになるはずです。
技術練習をやっていたとしても全体練習とは別メニューで調整するくらいのものなるはずです。
なぜなら、傷害部位にしてもそうでない部位にしても筋肉や腱、靭帯や骨等の結合組織に対して
リハビリ→ウェイト→技術練習
という順番で負荷が上がっていくからです。
一見、練習よりもウェイトのほうが負荷が高いんじゃないか?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
スピードやアジリティなどを伴う技術練習では、筋肉や関節に対してとても大きな負荷がかかりますし、それらの負荷をコントロールするなんてことはもちろんできません。
痛い部位をつかわないようにそれらの複雑さが伴う動きをすることは不可能でしょうし、仮に痛い箇所をかばいながらやっていたところで高いパフォーマンスを発揮する事ができないばかりか、さらに別の部位を痛めたりする可能性を高めてしまう事が考えられます。
一方、ウェイトトレーニングは負荷や可動域をコントロール出来ますし、パワー系の種目でなければ基本的にスピードを伴うものではないので、自分のコントロール下でこなす事が出来ます。
そのようなリハビリやウェイトをしっかりこなし、その上で痛みが出なくなってきたら技術練習も再開するのがセオリーです。
しかし、高校部活はそうなっていないのが現実です。
ケガをしているにも関わらず、以下のような理由で練習に参加してしまうケースが度々見られます。
・練習に参加しないと人数が足りない
・練習しないと試合に出られない
・さぼっていると思われたくない
そして、そんな選手に限ってケガが完治せず、ずーっと痛みを抱えたままです。
そして痛みを抱えたままで改善が見られないので、ウェイトも制限がかかったままになってしまうとフィジカル面も伸び悩み負のサイクルにはいってしまいます。
挙げ句の果てにウェイトを休もうとします。
これはプロ等一定のレベルのアスリートやチームでは以下のような理由で起こりにくいと考えられます。
①ケガしたまま中途半端な状態での復帰はチームに迷惑がかかる事がわかっている
②順序だって復帰したほうがスムーズなこともわかっている
③コーチやトレーナー陣がしっかり管理している
しかし、ご存知の通り高校部活はあくまでも"部活"です。
監督である顧問の先生もコーチできてくれている外部の方やOBも、それだけが仕事ではありません。
これまで見てきてハッキリわかる事は高校の先生方はメディアでも取り上げられている通り、超多忙です。(少なくとも私が関わってきた先生方は)
本当に頭が下がります。
そして、私自身もフルタイムでその部活に付きっきりではなく、週1程度の契約ですので、やはりそこまでは管理しきれません。
そうなってくると、あとは選手自身で管理してもらうしかありません。
高校生には先程あげた①のような考えまで行き着いていない場合がほとんどです。
また②のようなことは経験から得られるものでもあるので、同じくわかっていない事が多いはずです。
そこを改善させたい。
目先の事だけを考えるだけではなく、物事を中・長期的に捉えることでより良い選択をしていく。
ケガをしてしまった場合にも、そういう考え方が出来るかどうかでその先の結果が大きく変わってくるはずです。
高校部活は色んな部分で、自分達で考え、実行するタイミングにきているのだと思っています。
こっちで勝手にルールをつくって従わせるのではなく、自分達で考えるための手助けとなるようなアシストをしていってあげたいと考えています。
高校生も大学生も実業団もプロもスポーツをやっているという意味では同じですが、それをやる環境も違えば状況も違う。
高校生に対してプロの現場でやっているような事を単純に当てはめるのではなく、高校部活という現場に必要とされている事をSCとして見定めていこうと思います。
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まぁ後は単純にウェイトやりたくないって気持ちもあるんだろうね...
そのスポーツがしたくて部活してるんだもんね。
だからこそ、何故トレーニングが必要なのかをもっとしっかり伝えていかないとなぁ...
何はともあれよかったです!
今回はその中の一つである、
「練習はするけどウェイトトレーニングはやらない問題」
について。
練習や試合中にどこかを痛めてしまった場合、その痛みが気になりウェイトトレーニングができないようなレベルのものであれば基本的に技術練習もやるべきではありません。
まずは必要に応じてリハビリをし、ウェイトトレーニングを再開し、その後で技術練習に復帰という流れになるはずです。
技術練習をやっていたとしても全体練習とは別メニューで調整するくらいのものなるはずです。
なぜなら、傷害部位にしてもそうでない部位にしても筋肉や腱、靭帯や骨等の結合組織に対して
リハビリ→ウェイト→技術練習
という順番で負荷が上がっていくからです。
一見、練習よりもウェイトのほうが負荷が高いんじゃないか?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
スピードやアジリティなどを伴う技術練習では、筋肉や関節に対してとても大きな負荷がかかりますし、それらの負荷をコントロールするなんてことはもちろんできません。
痛い部位をつかわないようにそれらの複雑さが伴う動きをすることは不可能でしょうし、仮に痛い箇所をかばいながらやっていたところで高いパフォーマンスを発揮する事ができないばかりか、さらに別の部位を痛めたりする可能性を高めてしまう事が考えられます。
一方、ウェイトトレーニングは負荷や可動域をコントロール出来ますし、パワー系の種目でなければ基本的にスピードを伴うものではないので、自分のコントロール下でこなす事が出来ます。
そのようなリハビリやウェイトをしっかりこなし、その上で痛みが出なくなってきたら技術練習も再開するのがセオリーです。
しかし、高校部活はそうなっていないのが現実です。
ケガをしているにも関わらず、以下のような理由で練習に参加してしまうケースが度々見られます。
・練習に参加しないと人数が足りない
・練習しないと試合に出られない
・さぼっていると思われたくない
そして、そんな選手に限ってケガが完治せず、ずーっと痛みを抱えたままです。
そして痛みを抱えたままで改善が見られないので、ウェイトも制限がかかったままになってしまうとフィジカル面も伸び悩み負のサイクルにはいってしまいます。
挙げ句の果てにウェイトを休もうとします。
これはプロ等一定のレベルのアスリートやチームでは以下のような理由で起こりにくいと考えられます。
①ケガしたまま中途半端な状態での復帰はチームに迷惑がかかる事がわかっている
②順序だって復帰したほうがスムーズなこともわかっている
③コーチやトレーナー陣がしっかり管理している
しかし、ご存知の通り高校部活はあくまでも"部活"です。
監督である顧問の先生もコーチできてくれている外部の方やOBも、それだけが仕事ではありません。
これまで見てきてハッキリわかる事は高校の先生方はメディアでも取り上げられている通り、超多忙です。(少なくとも私が関わってきた先生方は)
本当に頭が下がります。
そして、私自身もフルタイムでその部活に付きっきりではなく、週1程度の契約ですので、やはりそこまでは管理しきれません。
そうなってくると、あとは選手自身で管理してもらうしかありません。
高校生には先程あげた①のような考えまで行き着いていない場合がほとんどです。
また②のようなことは経験から得られるものでもあるので、同じくわかっていない事が多いはずです。
そこを改善させたい。
目先の事だけを考えるだけではなく、物事を中・長期的に捉えることでより良い選択をしていく。
ケガをしてしまった場合にも、そういう考え方が出来るかどうかでその先の結果が大きく変わってくるはずです。
高校部活は色んな部分で、自分達で考え、実行するタイミングにきているのだと思っています。
こっちで勝手にルールをつくって従わせるのではなく、自分達で考えるための手助けとなるようなアシストをしていってあげたいと考えています。
高校生も大学生も実業団もプロもスポーツをやっているという意味では同じですが、それをやる環境も違えば状況も違う。
高校生に対してプロの現場でやっているような事を単純に当てはめるのではなく、高校部活という現場に必要とされている事をSCとして見定めていこうと思います。
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まぁ後は単純にウェイトやりたくないって気持ちもあるんだろうね...
そのスポーツがしたくて部活してるんだもんね。
だからこそ、何故トレーニングが必要なのかをもっとしっかり伝えていかないとなぁ...
何はともあれよかったです!
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