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HOME > SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE > 健康とは? > 「健康」って何だ?
SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
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「健康」って何だ?
9月に突入しての1発目のブログは「健康」というものに対して。
突然ですが、以下のAさん〜Dさんの中で一番「健康」だと思うのは誰ですか?
・Aさん
運動もまったくしないし、食事も気にせず摂っているのでもちろん肥満だが、ストレスは少なく毎日楽しい
・Bさん
運動こそしないが、仕事が忙しく絶対に休めないので食事には気を使い栄養バランスはとっている。
・Cさん
食事にも気を使うし、スポーツが好きでカラダを動かすことが多いが、身体のあちこちを痛めている。
・Dさん
適度な運動を習慣的に行い、食事管理も出来ているがかなりのヘビースモーカー
・Eさん
誰からみても健康体そのもののように見えるが、実は辛い持病を抱えている。
人それぞれ「健康」というものに対する概念が違ったりするので、答えは分かれるでしょうし、この中には「健康」に当てはまる人はいないと答える人もいるかもしれません。
ちなみに世界保健機構(WHO)は「健康」についてこう定義しています。
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」
........そんな人いないだろ。笑
それでも人は「健康」をもとめて生きていきます。
健康食品に手を出すのも、
オーガニックのものをもとめるのも、
スポーツを始めるのも、
トレーニングを始めるのも、
いい寝具を買うのも、
食器洗剤や、布団クリーナーなどを買って極端に「菌」を嫌うのも、
全ては直接的にしろ、間接的にしろ「健康」というものを意識してのことだと思います。
それ自体悪いことではありません。
しかし、そこに「つけ込む」のはいかがなものかと。
健康食品でも医療でも保証できないことを大々的に広告として打ち出したり、明記はしないものの受け取る側が都合のいい用に受け取るような細工をしたり...
それはもう「健康」というものにつけこんだ詐欺ですよね。
僕自身もトレーニング指導という「健康」というものに関連しやすい仕事をしています。
そして、この業界にもいろんなコピーがありお客さんを獲得しようとしています。
僕個人としても、基本的に人間は一般人であろうがトレーニングをしたほうが良いと思っていますので、多くの方にトレーニングの良さを知っていただき、トレーニングを習慣にしてもらいたいと望んでいます。
しかしながら、例えば
トレーニングをして健康的に!
トレーニングをして、長生きしましょう!
最後まで自分の足で
など、保証の出来ない安易な謳い文句を目にしたこともあります。
そして、もしかしたら僕自身もこれまでのキャリアの中で、自分自身でそのようなことを言ってきたことがあるかもしれません。
しかし、ちょっと考えればわかるように、
トレーニングをしたからといって、健康になれるかわかりませんし、ましてや長生きできるなんて約束できるわけありません。
筋力がついたとしても、不運があり転んで骨を折ってしまえば歩くことも出来なくなってしまいます。
もちろん、それで文句を言ってくる方はまずいないと思いますが、トレーニングの薦め方にも注意を払わなければいけないなと思います。
医療にも限界があるように、トレーニング業界でもやはり限界があり、まだ多くのことが明らかになっていません。
ちゃんと勉強しているからこそ、言い切ることが難しく、何か釈然としない答えが多くなることもあります。
逆に、無知からその分野の限界を知らずに何でもできてしまうと思ってしまっている人もいることでしょう。
トレーニングは素晴らしいもので、先程も言ったように多くの方に取り入れてほしいものだという考えは変わりません。
しかしトレーニングは魔法ではありません。
どれだけ適切なトレーニングをやったところで、トレーニングはトレーニングなのです。
出来ることと出来ないことがもちろんあります。
それは、健康食品にも他の運動でも、もちろん医療でもそうだということです。
これだけやっておけば、
これだけ食べておけば、
大丈夫!なんてことはありません。
そのほうが考えなければいけないことが減り、楽というのはわかりますが、残念ながらどの分野においてもそんな魔法みたいなものは存在しません。
少なくても現在は...
「健康」というものをもとめる事自体は、悪いことではなく、むしろ自然なことだと思います。
しかし、そこにつけ込むいろいろな物事からは自分で考えて判断していかなければいけませんね。
今回は、先日読んだ「健康を食い物にするメディアたち」という医療記者である朽木誠一郎さんの著書がおもしろかったので、「健康」というものに対して比較的近い距離にいる自分の考えを書きました。
結果、「健康」ということについて書いたというか、ちょっとズレた内容になったような...笑
何はともあれ、既存メディアにしろネットメディアにしろ、それらを鵜呑みにせず自分で調査し考える事なしには食い物されてしまう世の中になってしまったのかもしれませんね。
世知辛い。辛すぎるよ。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ちなみに、このジムでトレーニング種目を教える時に、
「健康的なフォームで...」とか「健康的に鍛える」などの表現をすることがありますが、そのときにつかう「健康的」とは、
関節組織(骨、靭帯など)に余計な負担をかけずに、目的とした筋群に対してしっかりアプローチできているか...
というような意味合いで使っていますのであしからず。
突然ですが、以下のAさん〜Dさんの中で一番「健康」だと思うのは誰ですか?
・Aさん
運動もまったくしないし、食事も気にせず摂っているのでもちろん肥満だが、ストレスは少なく毎日楽しい
・Bさん
運動こそしないが、仕事が忙しく絶対に休めないので食事には気を使い栄養バランスはとっている。
・Cさん
食事にも気を使うし、スポーツが好きでカラダを動かすことが多いが、身体のあちこちを痛めている。
・Dさん
適度な運動を習慣的に行い、食事管理も出来ているがかなりのヘビースモーカー
・Eさん
誰からみても健康体そのもののように見えるが、実は辛い持病を抱えている。
人それぞれ「健康」というものに対する概念が違ったりするので、答えは分かれるでしょうし、この中には「健康」に当てはまる人はいないと答える人もいるかもしれません。
ちなみに世界保健機構(WHO)は「健康」についてこう定義しています。
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」
........そんな人いないだろ。笑
それでも人は「健康」をもとめて生きていきます。
健康食品に手を出すのも、
オーガニックのものをもとめるのも、
スポーツを始めるのも、
トレーニングを始めるのも、
いい寝具を買うのも、
食器洗剤や、布団クリーナーなどを買って極端に「菌」を嫌うのも、
全ては直接的にしろ、間接的にしろ「健康」というものを意識してのことだと思います。
それ自体悪いことではありません。
しかし、そこに「つけ込む」のはいかがなものかと。
健康食品でも医療でも保証できないことを大々的に広告として打ち出したり、明記はしないものの受け取る側が都合のいい用に受け取るような細工をしたり...
それはもう「健康」というものにつけこんだ詐欺ですよね。
僕自身もトレーニング指導という「健康」というものに関連しやすい仕事をしています。
そして、この業界にもいろんなコピーがありお客さんを獲得しようとしています。
僕個人としても、基本的に人間は一般人であろうがトレーニングをしたほうが良いと思っていますので、多くの方にトレーニングの良さを知っていただき、トレーニングを習慣にしてもらいたいと望んでいます。
しかしながら、例えば
トレーニングをして健康的に!
トレーニングをして、長生きしましょう!
最後まで自分の足で
など、保証の出来ない安易な謳い文句を目にしたこともあります。
そして、もしかしたら僕自身もこれまでのキャリアの中で、自分自身でそのようなことを言ってきたことがあるかもしれません。
しかし、ちょっと考えればわかるように、
トレーニングをしたからといって、健康になれるかわかりませんし、ましてや長生きできるなんて約束できるわけありません。
筋力がついたとしても、不運があり転んで骨を折ってしまえば歩くことも出来なくなってしまいます。
もちろん、それで文句を言ってくる方はまずいないと思いますが、トレーニングの薦め方にも注意を払わなければいけないなと思います。
医療にも限界があるように、トレーニング業界でもやはり限界があり、まだ多くのことが明らかになっていません。
ちゃんと勉強しているからこそ、言い切ることが難しく、何か釈然としない答えが多くなることもあります。
逆に、無知からその分野の限界を知らずに何でもできてしまうと思ってしまっている人もいることでしょう。
トレーニングは素晴らしいもので、先程も言ったように多くの方に取り入れてほしいものだという考えは変わりません。
しかしトレーニングは魔法ではありません。
どれだけ適切なトレーニングをやったところで、トレーニングはトレーニングなのです。
出来ることと出来ないことがもちろんあります。
それは、健康食品にも他の運動でも、もちろん医療でもそうだということです。
これだけやっておけば、
これだけ食べておけば、
大丈夫!なんてことはありません。
そのほうが考えなければいけないことが減り、楽というのはわかりますが、残念ながらどの分野においてもそんな魔法みたいなものは存在しません。
少なくても現在は...
「健康」というものをもとめる事自体は、悪いことではなく、むしろ自然なことだと思います。
しかし、そこにつけ込むいろいろな物事からは自分で考えて判断していかなければいけませんね。
今回は、先日読んだ「健康を食い物にするメディアたち」という医療記者である朽木誠一郎さんの著書がおもしろかったので、「健康」というものに対して比較的近い距離にいる自分の考えを書きました。
結果、「健康」ということについて書いたというか、ちょっとズレた内容になったような...笑
何はともあれ、既存メディアにしろネットメディアにしろ、それらを鵜呑みにせず自分で調査し考える事なしには食い物されてしまう世の中になってしまったのかもしれませんね。
世知辛い。辛すぎるよ。
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ちなみに、このジムでトレーニング種目を教える時に、
「健康的なフォームで...」とか「健康的に鍛える」などの表現をすることがありますが、そのときにつかう「健康的」とは、
関節組織(骨、靭帯など)に余計な負担をかけずに、目的とした筋群に対してしっかりアプローチできているか...
というような意味合いで使っていますのであしからず。
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(SHONAN TRAINING DEPT.) 2018年9月 3日 11:55
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