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HOME > SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE > トレーニング思考回路 > 「強み」を活かすためのフィジカル強化 、という考え方
SHONAN TRAINING DEPT. MAGAZINE
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「強み」を活かすためのフィジカル強化 、という考え方
今回は少しアスリート向けの内容になるかなと思うのですが、アスリートでウェイトトレーニングをしている方は何のためにそのトレーニングをしていますか?
競技パフォーマンスの向上や試合で勝つためっていうのは当たり前だと思いますが、もう少し具体的に。
なぜそんなことを聞くのかというと、フィジカル強化のためにトレーニングすることは大事だけどベクトルはどこに向いているのかが少し疑問に思ったからです。
と、言いますのも今年はサッカーのW杯があり、来年にはラグビーのW杯があるからなのか「フィジカル強化」というようなワードをよくメディアで聞くような気がします。
日本人は戦術理解やチームワークに優れている一方でフィジカルでは劣る。というのは前から言われていることで、前回のラグビーW杯ではそのフィジカルの部分を徹底的に見直していい成績につながったと言われていますね。
何にせよ、日本人はフィジカル強化する必要があることが少しずつ浸透してきているようで、それは高校生や大学生という若い世代でも例外ではないようです。
(※フィジカルといっても様々な捉え方があるかと思いますが、今回は身体の大きさやコンタクトの強さ、スプリント能力といった意味合いで使用しております)
当たり負けしないように、走り負けしないように、より強く、より速くなるためにウェイトトレーニングを始めとする様々なトレーニングをすることは必要不可欠です。
絶対やったほうがいいです。
人や競技によってどれくらい必要かは変わってくるかと思いますが、全く必要ないということは基本的にないと思っています。
しかし、今回伝えたいことはそれらの重要性ではなく、それらを適切に取り組んでからの話です。
それらに取り組むことは当たり前の大前提ですが、ちゃんとやったところで
負けるもんは負けるぞってことです。
フィジカルの強さを強みとしている個人、チーム、国には負けます。その部分では。
フィジカル強化を目指してトレーニングを始めても、これまでずっとトレーニングを続けてきた選手も同じようにトレーニングを続けています。
自分がトレーニングを始めたからといって、その間に他の選手がトレーニングを休んでくれるわけではありません。
そもそもスタート地点が違っていて、かなり出遅れている選手がトレーニングを始めてもこれまで普通にトレーニングに取り組んでいた選手をフィジカルの部分で追い越せるでしょうか?
基本無理ですよね。
フィジカルの部分でどんどん差がひらいていくのを防げる程度です。
日本人選手がトレーニングしたからといってルカクやトラオレ、イブラヒモビッチみたいな選手に勝てるでしょうか?
上記のような選手は少し例外だとしても、海外の選手や国内の選手でもすでにトレーニングを当たり前のようにやっている選手に対して新たに始めた選手がフィジカルの部分で追い抜くことは基本的に考えにくく、よくても同じレベルまで追いつくといった印象のはずです。
そう聞くと、「じゃあやる意味ないじゃん?」とか「フィジカルの弱い人がトレーニングする意味はなんなの?」とトレーニングのモチベーションがなくなってしまいそうですが、これを聞いてモチベーションがなくなるような選手は最初に聞いた、何のためにトレーニングをしているか?という問いに対する自分なりの回答が弱いんです。
フィジカル強化をするといっても、
フィジカルを強み
にすることと
フィジカルスタンダードをあげる
は全然意味が異なりますし、トレーニングのやり方も変わるはずです。
一般論として小柄な日本人では、個人でもチームでも国としてもフィジカルを「強み」とすることは基本的に現時点では考えにくいのではないかなと思っています。
これまでやってこなかったウェイトトレーニングなどのトレーニングをしっかりやり始めたとしても、元々身体の大きな外国人勢にその部分で勝ち切るというのは先ほどもあげたルカク選手の例のように難しいはずです。
しかし、だからと言ってトレーニングをしなくていいということには100%なりません。
たとえ「強み」とまではならなくても「弱み」じゃなくなることにとても大きな意味があります。
「弱い」から「普通」くらいまでもっていくようなフィジカルスタンダードを上げていくトレーニングだったとしてもきっとパフォーマンスは上がるはずです。
当たり前ですが、競技パフォーマンスや試合の勝ち負けはフィジカルの強弱だけで決まるわけではありません。
重要なことは疑いの余地はありませんが、それでも一つの要素に過ぎません。
それなりのレベルでやっているのであればフィジカル以外の部分で、その個人の、チームの、国の、別の「強み」は絶対あるはずです。
しかし、重要な一つの要素であるフィジカルが「弱み」になるくらいのレベルの低さであれば、他の「強み」はちゃんと「強み」として機能するでしょうか?
おそらく機能しないんですよね。
しかし、平均点くらいのフィジカルをもっていれば、その強みが通用する範囲がグッと大きくなるはずです。
今回は僕の主観的な部分や大雑把な表現が多くて申し訳ないですが、普通に考えてみれば合点がいくかなと思います。
サッカーを例に出してみると、めちゃくちゃ足元のテクニックがある選手でも、足が遅かったり身体が弱い選手であれば、屈強な守備の選手からしたらそんな嫌な選手ではないはずです。
しかし、その選手が「強み」とまではいかなくても平均的な足の速さや身体の強さがあれば、一気に驚異的な選手になるはずです。
全ての場合に当てはまるわけではもちろんないかと思いますが、弱すぎる一要素はせっかくの「強み」をも消してしまう場合があると考えています。
自分の「強み」を消すほどの「弱み」持っていませんか?
そして、その「弱み」がフィジカルの部分にある選手多いのではないでしょうか?
いいパフォーマンスを発揮できなかった場合、通用しなかったのは自分の「強み」ではなくて、弱すぎる「弱み」が根本的な原因だったりしませんか?
そこを勘違いしてしまうと大変です。
「強み」が通用しないと思ってしまった場合必要以上に落ち込むでしょうし、今後のトレーニング内容も的外れなものになってしまう可能性も高いです。
フィジカル強化は、ウェイトトレーニングは必ずしも身体的な部分で「勝ち切る」、「強み」にするためにやるわけではありません。
トレーニングは適切にやれば様々な効果がでます。
しかしながら、それを「何のために?」というところをしっかり理解した上で取り組まないと勘違いが起こります。
強みを伸ばす
弱みをなくす
どちらも大事ですが、大いに意味は異なってきますからね。
さてさて、アスリートの皆さんにはフィジカルを強化するようなトレーニングは必要でしょうか?
そして、何のために必要でしょうか?
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ルカク選手やトラオレ選手って身体はもちろんすごいんですが、足元のテクニックもちゃんとしているんですよね。
結局世界で活躍する選手ってそういうことなんです。
フィジカルすごくても、足元のテクニックなさ過ぎればせっかくのフィジカルも霞みますからね...
競技パフォーマンスの向上や試合で勝つためっていうのは当たり前だと思いますが、もう少し具体的に。
なぜそんなことを聞くのかというと、フィジカル強化のためにトレーニングすることは大事だけどベクトルはどこに向いているのかが少し疑問に思ったからです。
と、言いますのも今年はサッカーのW杯があり、来年にはラグビーのW杯があるからなのか「フィジカル強化」というようなワードをよくメディアで聞くような気がします。
日本人は戦術理解やチームワークに優れている一方でフィジカルでは劣る。というのは前から言われていることで、前回のラグビーW杯ではそのフィジカルの部分を徹底的に見直していい成績につながったと言われていますね。
何にせよ、日本人はフィジカル強化する必要があることが少しずつ浸透してきているようで、それは高校生や大学生という若い世代でも例外ではないようです。
(※フィジカルといっても様々な捉え方があるかと思いますが、今回は身体の大きさやコンタクトの強さ、スプリント能力といった意味合いで使用しております)
当たり負けしないように、走り負けしないように、より強く、より速くなるためにウェイトトレーニングを始めとする様々なトレーニングをすることは必要不可欠です。
絶対やったほうがいいです。
人や競技によってどれくらい必要かは変わってくるかと思いますが、全く必要ないということは基本的にないと思っています。
しかし、今回伝えたいことはそれらの重要性ではなく、それらを適切に取り組んでからの話です。
それらに取り組むことは当たり前の大前提ですが、ちゃんとやったところで
負けるもんは負けるぞってことです。
フィジカルの強さを強みとしている個人、チーム、国には負けます。その部分では。
フィジカル強化を目指してトレーニングを始めても、これまでずっとトレーニングを続けてきた選手も同じようにトレーニングを続けています。
自分がトレーニングを始めたからといって、その間に他の選手がトレーニングを休んでくれるわけではありません。
そもそもスタート地点が違っていて、かなり出遅れている選手がトレーニングを始めてもこれまで普通にトレーニングに取り組んでいた選手をフィジカルの部分で追い越せるでしょうか?
基本無理ですよね。
フィジカルの部分でどんどん差がひらいていくのを防げる程度です。
日本人選手がトレーニングしたからといってルカクやトラオレ、イブラヒモビッチみたいな選手に勝てるでしょうか?
上記のような選手は少し例外だとしても、海外の選手や国内の選手でもすでにトレーニングを当たり前のようにやっている選手に対して新たに始めた選手がフィジカルの部分で追い抜くことは基本的に考えにくく、よくても同じレベルまで追いつくといった印象のはずです。
そう聞くと、「じゃあやる意味ないじゃん?」とか「フィジカルの弱い人がトレーニングする意味はなんなの?」とトレーニングのモチベーションがなくなってしまいそうですが、これを聞いてモチベーションがなくなるような選手は最初に聞いた、何のためにトレーニングをしているか?という問いに対する自分なりの回答が弱いんです。
フィジカル強化をするといっても、
フィジカルを強み
にすることと
フィジカルスタンダードをあげる
は全然意味が異なりますし、トレーニングのやり方も変わるはずです。
一般論として小柄な日本人では、個人でもチームでも国としてもフィジカルを「強み」とすることは基本的に現時点では考えにくいのではないかなと思っています。
これまでやってこなかったウェイトトレーニングなどのトレーニングをしっかりやり始めたとしても、元々身体の大きな外国人勢にその部分で勝ち切るというのは先ほどもあげたルカク選手の例のように難しいはずです。
しかし、だからと言ってトレーニングをしなくていいということには100%なりません。
たとえ「強み」とまではならなくても「弱み」じゃなくなることにとても大きな意味があります。
「弱い」から「普通」くらいまでもっていくようなフィジカルスタンダードを上げていくトレーニングだったとしてもきっとパフォーマンスは上がるはずです。
当たり前ですが、競技パフォーマンスや試合の勝ち負けはフィジカルの強弱だけで決まるわけではありません。
重要なことは疑いの余地はありませんが、それでも一つの要素に過ぎません。
それなりのレベルでやっているのであればフィジカル以外の部分で、その個人の、チームの、国の、別の「強み」は絶対あるはずです。
しかし、重要な一つの要素であるフィジカルが「弱み」になるくらいのレベルの低さであれば、他の「強み」はちゃんと「強み」として機能するでしょうか?
おそらく機能しないんですよね。
しかし、平均点くらいのフィジカルをもっていれば、その強みが通用する範囲がグッと大きくなるはずです。
今回は僕の主観的な部分や大雑把な表現が多くて申し訳ないですが、普通に考えてみれば合点がいくかなと思います。
サッカーを例に出してみると、めちゃくちゃ足元のテクニックがある選手でも、足が遅かったり身体が弱い選手であれば、屈強な守備の選手からしたらそんな嫌な選手ではないはずです。
しかし、その選手が「強み」とまではいかなくても平均的な足の速さや身体の強さがあれば、一気に驚異的な選手になるはずです。
全ての場合に当てはまるわけではもちろんないかと思いますが、弱すぎる一要素はせっかくの「強み」をも消してしまう場合があると考えています。
自分の「強み」を消すほどの「弱み」持っていませんか?
そして、その「弱み」がフィジカルの部分にある選手多いのではないでしょうか?
いいパフォーマンスを発揮できなかった場合、通用しなかったのは自分の「強み」ではなくて、弱すぎる「弱み」が根本的な原因だったりしませんか?
そこを勘違いしてしまうと大変です。
「強み」が通用しないと思ってしまった場合必要以上に落ち込むでしょうし、今後のトレーニング内容も的外れなものになってしまう可能性も高いです。
フィジカル強化は、ウェイトトレーニングは必ずしも身体的な部分で「勝ち切る」、「強み」にするためにやるわけではありません。
トレーニングは適切にやれば様々な効果がでます。
しかしながら、それを「何のために?」というところをしっかり理解した上で取り組まないと勘違いが起こります。
強みを伸ばす
弱みをなくす
どちらも大事ですが、大いに意味は異なってきますからね。
さてさて、アスリートの皆さんにはフィジカルを強化するようなトレーニングは必要でしょうか?
そして、何のために必要でしょうか?
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ルカク選手やトラオレ選手って身体はもちろんすごいんですが、足元のテクニックもちゃんとしているんですよね。
結局世界で活躍する選手ってそういうことなんです。
フィジカルすごくても、足元のテクニックなさ過ぎればせっかくのフィジカルも霞みますからね...
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(SHONAN TRAINING DEPT.) 2022年9月18日 15:34
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